カテゴリ: お出かけ・旅

 2020年の東京オリンピックについて調べてみるというのも、自由研究に良いテーマかも知れません。今、ホットな話題というとメーンスタジアムとなる新国立競技場についてですが、こちらは少々、時事ネタ過ぎてという方もいるでしょう。

 そこで、ちょっと面白そうなエリアを紹介しましょう。

 四ツ谷駅、有楽町駅から都バスで一本。その他、東京駅や錦糸町駅からも都バスが出ています。行先は、晴海埠頭。

 晴海埠頭は、東京港の国際航路のターミナル。晴海客船ターミナル、実はここ、戦隊シリーズでよく登場する場所なんです。独特のデザインの建物が戦隊の基地っぽいのです。運がいいと撮影しているのに出くわします。

 さて、この晴海埠頭の手前に大きな空き地があります。ここには1996年まで東京国際見本市会場がありました。40歳代以上の人にとっては懐かしい場所でしょうけれど、もう若いお父さんやお母さんには「歴史」の一つでしょう。
 さらに、面白いのは、この土地は「幻の万博」の予定地なのです。第二次世界大戦前の1940年に開催が計画していた「紀元2600年記念日本万国博覧会」だったのです。

 その後、1959年に東京国際見本市会場として開設され、日本初のモーターショーや様々なイベントや展示会が開催されました。1996年に東京ビックサイトが開場し、役割を終えた東京国際見本市会場が閉場したのです。

 その跡地に、2020年の東京オリンピックの選手村が建設される計画なのです。2015年5月、東京都は、選手村の建設と開催後の開発を三井不動産レジデンシャルを代表企業とする「2020晴海SmartCityグループ」に決めています。計画では、約18haに14-17階建ての住宅棟22棟、4階建ての商業棟1棟のほか、50階建ての超高層タワー型住宅棟を2棟建設する計画だ。住宅戸数は約5950戸となる予定です。

 建設計画では、2016年から2019年までのI期工事で選手村住宅棟の建築が行われ、オリンピック開催後の2020年から2023年までのII期工事では超高層住宅や商業施棟を建設する計画になっています。

 この予定地を見るのに一番良いのは、晴海客船ターミナルの展望台。開発予定地が一望に見ることができます。

 さて、この展望台から南側を見ると、たくさんのクレーンが並び、工事が進んでいる大きな建物があります。ここが東京都中央卸売市場「豊洲新市場」です。現在の築地市場の移転先となります。

 ちょうど今話題の東京オリンピックについて。ちょうど、夏休みの自由研究で訪れてみるのは、大人も面白いのではと思います。仮に銀座でショッピングもいいですし、月島でもんじゃ焼きを食べるのもいいですし、お勧めの場所です。

※交通 ・・ 都バスで晴海埠頭行き【東京駅丸の内南口(約30分) 有楽町駅前(約25分)銀座四丁目(約20分)勝どき駅前(約15分) 四谷駅前(約45分) 半蔵門(約35分) 錦糸町駅前(約45分)】

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※高い煙突は中央清掃工場のもの。左下の空き地が選手村予定地

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※晴海客船ターミナル

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※晴海埠頭から見た豊洲新市場

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 大阪府高槻市というとベッドタウンのイメージが強いのですけれど、大阪と京都の中間に位置し、歴史的にも重要な土地なのです。

 その高槻市のマスコットキャラクターが「はにたん」。このキャラクターは、今城塚古墳で出土した武人埴輪がモデルなんです。

 さて、今城塚古墳というのは、6世紀のヤマト政権の大王墓、それも継体天皇陵だと言われている古墳です。少しややこしいのですが、現在、宮内庁が継体天皇陵としているのは、今城塚古墳から西へ約1キロメートルのところにある太田茶臼山古墳なのです。

 いつ入れ替わったかのか諸説あるのですが、私が子供のころに郷土史家から聞いた話は、こうです。江戸時代、陵墓の管理を任されていたのは諸藩でした。手元不如意のことも多かった江戸時代の高槻藩では、陵墓の管理費をなんとか安くしたいと考えた。ところが陵墓である今城塚古墳(本当の継体天皇陵)は、痛みが激しい。(最近の発掘調査で、1596年(慶長元年)の伏見大地震による地崩れが原因だということが判った。)
 そこで、一計を案じた高槻藩は、傷みが少なく管理費の掛からない太田茶臼山古墳を何食わぬ顔で継体天皇陵とした。というのです。真偽のほどは、さて。

 こんなおもしろい話のある今城塚古墳ですが、いましろ大王の杜として、博物館と公園に整備されています。まずは高槻市立今城塚古代歴史館。実物大の模型や映像などで判りやすく説明されています。入場料無料というのも魅力。駐車場もあります。ここで、古墳造りについて、埴輪について、勉強しましょう。
 そして、夏休みの自由課題に強い味方! 「はにたんキーホルダー・バッジづくり」や、「ロウ石の勾玉(まがたま)づくり」、「本物の土器片にふれる」体験など体験教室があります。7月から9月の毎週日曜日には、なんと埴輪作り教室もあります。(2015年度)
 ちなみに、勾玉(まがたま)づくりは、その由来や時代背景などを一緒に調べると、自由研究にはとっておきのものになりそうです。

 ここだけで自由研究は完成しそうですが、せっかくですから、すぐ近くの史跡新池ハニワ工場公園にも寄りましょう。ここは今城塚古墳や太田茶臼山古墳などこの周辺に作られた古墳群に埴輪を製造、供給していた一大生産拠点だったのです。発掘された窯など実物を見ることができます。ここを見ると、かつて行われた古墳作りの壮大さを実感できるでしょう。

 歴史館もハニワ工場公園も、小学生にも理解できるように面白く解説されているので、夏休みの自由研究にお勧めです。

 いずれも高槻市営バスで訪問できます。なお、高槻市立今城塚古代歴史館には駐車場がありますが、ハニワ工場公園にはありません。

※交通手段 ・・ JR京都線「摂津富田駅」から、高槻市営バス「南平台経由奈佐原」行きで、「今城塚古墳前」または、「関西大学」「萩谷」「萩谷総合公園」行きで、「氷室」で下車すぐ。

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高槻市立今城塚古代歴史館

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体験教室

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今城塚古墳公園

広々としていて、古墳の大きさを体感できます。

 

 

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 昨年度から支援させていただいている山形県川西町の豆プロジェクト。
 やまがた里の暮らし大学校まめ学部として、今年も様々な活動を展開していく予定です。

 さて、山形県川西町の名産品として「紅大豆」があります。地元では赤豆とも呼ばれるきれいな色をした大豆です。在来種で一時は栽培する人も減っていたのですが、地元の農家のみなさんが復活させた美味しい豆です。

 その紅大豆を、農作業を体験しながら、育ててみるというのが「紅大豆オーナー」聖堂です。農事組合法人 夢里さんでは、今年も「紅大豆オーナー」を募集します。

 ここ数年、山形県内だけではなく、首都圏からも参加者がいらしているこの紅大豆オーナー制度。農作業が体験できて、紅大豆を育てられるだけではなく、自然が豊かで、温泉や、美味しいものがたくさんある置賜を存分に楽しめると好評です。

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『2015紅大豆オーナー募集』

 山形県川西町に伝わる在来種の大豆で、伝統的食材である「紅大豆」。豊かな自然に囲まれた東沢地区では、この紅大豆を楽しく育てながら、交流と農村の魅力を体験できる『紅大豆オーナー』を今年も募集します。8年目となる楽しいオーナー事業をみなさんと創りましょう!

 種まきから収穫、紅大豆味噌づくりなど、年間5回の農作業体験を予定しています。ゆったりと流れる時間、青空とやさしい大地の中で、楽しい出会いと交流の輪が広がります。どうぞお気軽にご参加ください。

農事組合法人 夢里 / 代表 登坂賢治

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 お申込み、お問い合わせに関しましては、

 『農事組合法人 夢里』 電話:0238-48-2723

 または、川西町役場産業振興課産業創造室 電話0238-42-6696でへどうぞ。

 ※「紅大豆」は、川西町が管理する登録商標です。 ≪平成21年10月23日登録 第5274437号≫

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 先日の「東京・大阪間30分の時代・・・」の記事に関して、友人から質問があった当時のBOAC British Overseas Airways Corporation (英国海外航空)の広告。BOACは、現在のBA 英国航空の前身になります。

 本日の画像は、先日の記事と同じ、新阪急ホテルの1964年の記念冊子の広告です。

 1960年代、パン・アメリカン航空が世界一周路線を開設し、次にBOACも開設します。この広告では、同じボーイング707型で世界一周ができると書かれていますから、パン・アメリカンは機材を変えての就航だったのでしょう。

  当時、707型機にはロールスロイス社のエンジンが搭載され、「ロールスロイス707」と呼ばれた豪華なものだったようです。
 
  私が航空会社に勤務していた1980年代の終わりには、707型機はまだ、パキスタン航空が貨物専用機として日本に運航させていました。よく故障して、部品が足らず、一機を部品採り用に置いてあるんだよという話を空港のスタッフから聞いて、「へえ~、そんな古い飛行機が飛んでいるのか」と思った記憶があります。

  広告に示されたバンコク経由の南回りの立ち寄り地が、デリー、テヘラン、ベイルートと時代を感じさせます。この時代に旅してみたかったなと少し思います。

 ちなみに、BOACは、1966年3月5日に、707型機の南回り航路羽田発ロンドン行きの911便が富士山上空で乱気流に巻き込まれ、空中分解し、墜落するという事故を起こします。1960年代後半は、民間旅客機の大型化、ジェット化の黎明期であり、それだけに事故も多発した時期でした。

 

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 井上ひさし氏の『モッキンポット師の後始末』は、わが母校がモデルになっている。大学生時代にこの小説を読んで、自分の毎日の生活に照らし合わせて、おもしろがっていたことを思い出す。今、ご縁があって通うようになった山形県川西町が、この井上ひさし氏の出身地なのだ。

 地方創生が叫ばれる中で、現在の状況を予知したかのような小説『吉里吉里人』は、今こそ、読み直してみる価値があるのではないだろうか。

 山形県川西町には、井上ひさし氏の22万点に及ぶ蔵書・資料が収めれた遅筆堂文庫川西町フレンドリープラザに設けられている。ここで、4月9日の井上ひさし氏の命日に、氏を偲んで文学忌が行われる。

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井上ひさしを語り継ぐ
 <吉里吉里忌2015>

2010年4月9日に永眠した本町出身の作家・劇作家井上ひさし氏。
氏を偲ぶ文学忌が、代表作の名を冠した「吉里吉里忌」です。
22万点に及ぶ蔵書・資料に囲まれたふるさと山形県川西町で、多くのファンのみなさんとともに、氏と氏の業績を語り継ぐ催し「吉里吉里忌」をこの春から開催します。

▼期日 2015年4月19日(日)13時から17時まで
▼会場 川西町フレンドリープラザ
▼プログラム
 13:00 開会行事
 13:20 鼎談「笑いにひそむ真実―井上演劇の魅力」
      永井愛(作家・劇作家)
      平田オリザ(作家・劇作家)
      扇田昭彦(演劇評論家)
 15:15 記念講演「井上ひさしと私」
      浅田次郎(作家)
 16:45 閉会行事

 司会 古屋和雄(文化学園大学教授・元NHKエグゼクティブアナウンサー)

▼定員 700名
▼参加費 1,000円(18歳以下無料)

※19日午前にはオプション講座を開催。
      合わせてお申込みください。
  ・井上氏のふるさとを歩く「旧小松町ガイドウォーク」
                    (参加費:500円)
  ・作詞井上ひさし・作曲宇野誠一郎
    「川西一中校歌をうたおう」(無料)
  ・井上番編集者による座談会(無料)
  ・「遅筆堂文庫見学」(無料)

※東京往復のJRチケット、宿泊、参加料を含んだプランをご案内しています。 ← JR+宿泊プランは終了しました。

お気軽にお問合せください。
◎お問い合わせ・お申し込み先
 川西町フレンドリープラザ
  TEL:0238-46-3311
  FAX:0238-46-3313
  Mail:friendlyplaza@gmail.com

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