3月11日から一週間が経過しました。まるで、映画の中に放り込まれたかのような毎日です。犠牲者、被災者の数も多く、実際、自分が歩いた町、車を運転して走った道路、よく利用していた空港などが、一瞬にして破壊されてしまったのを見ると、心が裂かれるような思いです。
また、原発の事故は、さらに私たちの心に重しを置いています。眼に見えない恐怖が私たちを萎縮させ、そして現実の被害へのさらなる恐怖が積み重なっていくように見えます。
しかし、私たちは前に進まねばなりません。被災地も多くの方たちがすでに復興を目指して頑張っていらっしゃいます。
そんなみなさんと微力でも、共に前に向かって進んで行きたいと考えています。
さて、すでにいろいろな動きが出てきております。それらをご紹介したいと思います。
1)懇意にさせていただいております東京の小高莫大小(メリヤス)工業の小高社長様よりの連絡です。
城県日立市の仲間で「ひたち立志塾」のメンバー 株式会社大塚製作所の
根岸 忠宏さんから連絡がきています。
『製造業、特に工作機械を扱っている企業の方にお願いです。
茨城県県央県北地区の製造業の復旧に精密水準器が多数必要です。
お持ちで空いていましたら貸して頂けないでしょうか?』
現在、佐川急便が営業所止めなら受けてくれるとの情報が入りました。
ご協力いただける企業様は、お手数ですが根岸さんに一度ご連絡いただき
配送の手配をお願い致します。
よろしくお願いいたします。
※追加でコロとジャッキも不足しているそうです
◎株式会社大塚製作所
http://www.ohthuka.co.jp/
根岸 忠宏
〒311-4164
茨城県水戸市谷津町細田1-64
TEL.029-251-4567
FAX.029-252-4800
E-メール:info@ohthuka.co.jp
◎送り先
佐川急便茨城店止め
〒311-4164
茨城県水戸市谷津町字細田1-64
(株)大塚製作所 根岸忠宏宛 TEL 029-251-4567
※根岸さんは着払いで送って下さいと言っています。
2)繊維業界の方たちも立ち上がっておられます。
『ものづくりの仲間たち!がんばろう!日本全国みんな仲間だ!』
3月11日に発生した東日本大震災の被災者の皆様には
心よりお見舞い申し上げます。
ご存知の通り、東北地区は日本国内では最大のアパレル産地であり、
日本のものづくりを守り抜く上でも、今、東北産地の灯を消してはなりません。
このため、日本アパレル・パターンメーカーズ・クラブ(略称:APCネット)は、
「日本発ものづくり提言プロジェクト実行委員会」が呼びかけた関係団体の
皆様とともに、東日本大震災の被災者、とくに繊維ファッション産業の
関係者の方々を励まし、復興に役立てるために緊急応援募金をはじめます。
この実行委員会は日本のファッション業界のものづくり復権を目指す〝意見広告〟を
展開してきたもので、今回の緊急応援募金は東日本大震災の被災者支援の一点で
「賛同・協力する」ことになりました。
現在までの賛同・協力団体は下記の通りです。
●「日本発ものづくり提言プロジェクト」実行委員会
(発起人、50音順、※代表)
稲荷田征、大沼淳、貝原良治※、久米信行、小林道和、貞末良雄、森奥信孝
●日本アパレルソーイング工業組合連合会(略称:アパレル工連)
●全国ミシン商工業協同組合連合会
●東京婦人子供服縫製工業組合
●東京縫糸卸協会
皆様から寄せられた募金は信頼できる団体を通じて
現地の復興のために役立てます。
(振込み口座)
三井住友銀行 日本橋東支店 普通 7669963 「日本発ものづくり」
※支店名、口座番号、口座名義のすべてを確認の上、ご送金ください。
(なお、この募金活動は、同実行委員会の「意見広告」運動とは違います。
ご協力者のお名前を繊研新聞やアパレル工業新聞の紙上に広告として
掲載することはいっさいございませんので、誤解のないようお願い申し上げます)
2011年3月18日
一般社団法人
日本アパレル・パターンメーカーズ・クラブ
代表理事 林田 勲