2008年10月

 我が中村ゼミには、毎年、一人二人と「裏ゼミ生」というのが存在します。まあ、正規のゼミ生でも途中でフェードアウトしてしまう者[E:wobbly]も少なからずいるのに、いつの間にか研究室に居ついていて、年度末に成績つけるときに、「あれ?なんで名前ないの?・・・・・あ、そうだった」となるくらい普通になってしまう学生がいるのです。
  
  「裏ゼミ生」といつの間にか、呼び習わされてしまっているのですが、時にはプロジェクトのチームリーダーになって活躍してくれる人もいますし、ただ居ついてお茶の番(笑)をしている人まで色々。出自も、同じ学部だけど、自分のゼミを追い出されてしまった(爆)者から、大学は同じだけど学部が違う者、さらには大学が違うのに居ついてしまっている者まで・・・・・そういえば、今年は、留年して本当はゼミに入れない(入る資格を喪失してしまった)者も通ってきています。
 
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  あまりの馴染み具合から、一年くらい経ってから、研究室こんな会話があったりします。
 
 [E:happy01]後輩A   「せんせー、XXX先輩って、どんな卒論書いたんですか?」 


 [E:karaoke]センセー  「さぁー、なんで書いたって、言ってたかなあ?」


 [E:pout]後輩A   「ほんと、いい加減っすよねえ、せんせーは。自分のゼミの学生の卒論を忘れちゃったんっすか?ったっく。」


 [E:karaoke]センセー 「はあ? あいつは、僕のゼミ生じゃないもの。卒論は、自分のゼミの先生に出すから、僕、見てないもの。」


 [E:coldsweats02]後輩A   「え!???」

  
  中には、ツワモノもいて就職活動の時に、履歴書にまで「所属ゼミ 中村ゼミ」と書いて、成りすまして来た者まで・・・・←会社から問い合わせが来て、発覚したことが・・・・・実際、活動していたのですから、まんざら嘘ではないのですけどね・・・・

  たいていこうした「裏ゼミ生」は、なかなか個性的な者が揃っていて、時に「正規軍」を圧倒させることが、いろんな面であって、ソバで見ていると面白いのですが、その中でも変り具合・・いや、もとい、個性的さ具合が図抜けているのが、Tくん。
 
  Tくんは、釣りの名手。在学中、「インドネシアに行って来ましたぁ!」と言うのですが、Tくん、語学はさっぱりのはず。どうしても釣りたい魚いると、インドネシアの田舎町まで行き、船に乗って釣りに出かけるという行動に出たのだ。最近も、韓国の小さな島に行って、魚を狙ってきたとか。
  語学はさっぱりなのに、観光地でもない、海外の田舎町まで出かけて、釣りをやって、無事に帰ってくる(それも一人旅)のには、びっくり。とにかく「釣りをする」という一点だけに集中するがためにできる行動なんでしょう・・・・・
 
  Tくんも卒業して、4年くらい経つのですが、今では立派な社会人になっています・・・・たぶん・・・・・・本人曰く、「いやぁ、釣りバカ日誌のハマちゃんっすよ。」らしいのだが、釣り人たちの読む「釣りニュース」の常連投稿者だそうで、最新号では一面をカラー写真で飾っている。だいたい毎号、投稿が掲載されているらしいのだ。
  
  釣りに興味のない私や、他のゼミ生は、ポカーンとしていたのですが、入った居酒屋でも他のお客さんから、「えーっ、これの本人!すっげー!」と声がかかり、思った以上のすごいことらしい[E:flair]
   
   実は、久々に現4年生とOBたちが集まったのです。なにより面白かったのは、いつも威勢のいい現役Sくん、あまりのOBたちの変人・・・いや個性的さ加減に圧倒されて、口数が少なかった・・・・・[E:happy02]
  
   うちのゼミは、こうして形成されてきたのだなあと、短いながらも歴史を感じつつ、なんのかんのと卒業後も頑張ってくれているOBたちに励まされているせんせーでした。



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 今年の夏も、山形県長井市にゼミ生がインターンシップを行いました。
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 一名は、長井市役所商工観光課で。もう一名は、長井商工会議所で、そして、最後の一名は、長井まちづくりNPOセンターで受け入れていただきました。

 さて、NPOセンターでインターンシップを実施したのは、神戸国際大学経済学部中村ゼミ3年生の梅田宏樹くんです。様々な活動を行っているNPOセンターでの実習は、最初、かなり大変だったようですが、元気に2週間、働いてきたようです。

 梅田くんの感想は、下記の通りですが、インターンシップ中にお手伝いをした『最上川アルクセッション2008』のパンフレットが完成。その中に、「学生インターンシップ梅田くんのイチオシ」として、長井の名産品である「貿上醤油の味一番むらさき」、「長沼酒造の惣邑」、「木村家のロールパン」を紹介させてもらっています。このパンフレットは、10月に開催される「アルク体験ツアー」や各地の催しものを紹介しているもので、JR東日本仙台支社で製作、管内で配布されるものです。

   
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 小さなコーナーですが、ゼミ生のインターンシップの思い出が、こんな形で残るのは、ちょっと楽しいことです。

  【インターンシップに行って】

    梅田宏樹

    (神戸国際大学経済学部3年生)

 私は、山形県長井市「長いまちづくりNPOセンター」で2週間インターンシップを行いました。長井市は、水と緑に囲まれたとても自然の豊かな街です。

 私は、前々から地域振興について興味があり今回のインターンシップに参加する運びとなりました。私に与えられた課題は、「NPOの可能性と限界について」でした。

 NPOセンターでは、主に街づくりをメインに行っておりNPOセンターの活動に参加することで地域の活性化に触れることができました。

 NPOについての知識は、一般常識程度しかありませんでしたが今回の活動を通してNPOの現状や運営・事業・資金の運用・行政との関わり等、とても勉強になりました。

 また、NPOやビジネスに関しても多くの人の繋がりの中で形成されているのだと実感することができました。

 市役所、商工会議所、民間、金融機関で働いていらっしゃる方々とも沢山お話をする機会があり社会のあり方やビジネスのあり方に対して強い刺激を受けました。

 2週間のインターンシップを終えて感じたことは、自分の弱い部分を発見することができたこと、更に社会人としての立ち振る舞いを勉強させて頂けたこと。その他にも多くのことを習得することが出来た気がします。

 言い過ぎかもしれませんが例えるなら、大学半期分の学習が2週間に凝縮されていた感じでした。

謝辞

今回お世話になった長井市役所の斉藤様、NPOセンターの青木様をはじめご協力くださいました多くの方々、本当にありがとうございました。

 皆様から頂いた、この経験を活かし残り少ない学生生活を有意義なものとしたいです



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