2005年07月

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 日本福祉大学の中村ゼミ2年生が中心になって運営している『頑固屋惣兵衛WEB店』が、朝日新聞7月25日夕刊東海版「WITH きゃんぱす」に紹介されました。
 
 『頑固屋惣兵衛WEB店』が紹介されるのは、NHK-BS放送「経済最前線」に続いて二回目。今回は、新聞記者さんが中部国際空港内にある事務所から来るのだと聞いて、みんなワクワク[E:chick]。

 研究室で、インタビューと二人がPCの画面を覗き込む様子が撮影されたのですが、残念ながら紙面ではボツ[E:coldsweats02]。 紙面を飾ったのは、長井で草岡ハムに取材に行った現地駐在研修生の藤井先輩と草岡ハムの孫田さん。

 でも、夕刊にしっかり載って、みんな満足そう[E:smile][E:smile]。

 ここでは朝日新聞の記者さんに無理をいっていただいたボツになった丁稚二人組の写真を掲載しました。左から下村、坊谷です。みんななかなかよい表情でしょ
 

 元首相の村山富市さんが、大分市内の交差点で、自転車に乗った小学生をはねたというニュース。

 まず、「なんや首相までやっても、自分で車運転せなあかんのかいな[E:shock]」と、ちっと意外な気というか、なんかがっかりという感じがしたな。

 で、次に目がいったのは、元首相の年齢。81歳[E:sign01]

 しかし、最近、高齢者ドライバーによる事故が急増している。というか、高齢者ドライバーが急増しているのだから、事故の数も増えるのは当然か。

 警察では、70歳を超える高齢者ドライバーに対して、運転研修の受講や、免許証の返納を呼びかけているようだが、都市部ではともかく地方部では、なかなか難しい。

 「自分はまだ大丈夫」という思い込みがあることも、もちろんだろうが、それよりも車を失えば、移動手段をたちまち失うことになる。だから、地方部では手放したくても、手放す訳にいかない。その結果、場合によっては家族も、危険だと認識しながら運転することを認めざるを得ないという状況が出現している。

 今年6月に国土交通省九州運輸局が発表した『新幹線鹿児島ルート全線開業後の九州の圏域構造変化に関する調査について』の中にも、一見、関係なさそうでいながら、こんなところにまで記述されるようになったかと嘆息してしまう部分があった。それは次のようなものだ。

 [E:memo]『高齢者ドライバーの増加に関する見通し高齢者ドライバーの増加について、「実現しそうなシナリオ」では、高齢者が加害者となる交通事故の増加が社会的な問題となるとしたのに対し、「望ましいシナリオ」では、高齢者に対応した運転環境の整備や代替交通手段の拡充等により、交通安全性が確保されるとした。』

 全国的には、高齢者ドライバーの割合が10%を越す勢いであり、特に地方部では自家用車に依存した生活スタイルを長年に渡って続けてきた人たちである。このため、今後も高齢者ドライバーは増加し続け、従来、「被害者」の側面が多かった高齢者が一転、「加害者」になっていく。この報告書では、「実現しそうなシナリオ」で、それらを指摘し、「望ましいシナリオ」として、「運転免許制度の見直しや高齢者に対応した運転環境の整備、公共交通や福祉タクシーなど代替交通手段の拡充により、高齢者ドライバーに関わる交通安全性が確保」される必要があると指摘している。

 しかしだ、運転免許制度の見直しはともかく、運転環境の整備、つまり自動運転(ITS)の導入は、莫大な資金投入が必要だし、公共交通や福祉タクシーなども採算面で赤字経営=公費投入が必要だ。

 これからもどんどん高齢者ドライバーが増えるだろう。実は、私も大阪で高齢者ドライバーが何を思ったのか、高速道路でUターンをしているのに出くわして、肝を冷やしたことがある。とにかく高齢者ドライバーが増えていることを念頭において、不審な動きの車に注意するしかないだろう。

 


[E:memo]『7月16日午後5時40分ごろ、大分市王子中町の交差点で、村山富市元首相(81)の乗用車が、自転車に乗っていた9歳の子どもと衝突。子どもは手や足に軽傷を負った。村山元首相にけがはなかった。
 大分中央署の調べでは、村山元首相は車に1人で乗っていた。現場は信号機のない交差点で、村山元首相の車は左折しようとして自転車と衝突した。同署は村山元首相の安全確認が不十分だった可能性もあるとみて調べている。(共同通信) 』

 

 大学の先生というのは、どんな一日を過ごしていると思われますか? 「のんびり出来て、いい商売ですねえ」なんて、嫌味半分で言われたりすると、なんだかムキになって反論するのも面倒くさいし、「ええそうですねえ、忙しい時と暇な時がはっきりしていますから」なんて、微笑むようにしている。まあ、ちょっとは大人になったもんだ

 さて、だいたい忙しくなってしまうのは、自分のスケジュール管理能力の欠如と、処理能力を超えた仕事を受けてしまったことが原因だ。

 某日(一日目)

 大学で講義を二コマやっつけて、研究室でゼミ生たちや、なんだかよく分からないけど研究室にたむろっている学生たちと話しをしたり、相談に乗ったり、調査活動の指示を出したり、なぜかNケージの機関車を研究室の真ん中で走らせたりしていると、あっという間に夕方。外が明るいから、時間が分からない[E:moon3]

 急いで[E:train]に乗って、[E:bullettrain]に乗り継いで、静岡へ。静岡で友人と会って、近況を話しながら遅い夕食

 実は、この時点で終っていない仕事があったので、日付が変わる前後にネットカフェへ。前回も使ったので会員証があるのだ。最初の頃は、ちょっと引いた深夜のネットカフェの雰囲気にもなじんできた[E:shock] 

 最近は、地方に出張すると、もっぱら夜はネットカフェで
仕事をする。便利なんだか、どうだか・・・[E:pc]

 ホテルに届けられていた翌朝のラジオの進行表をチェックして、話すべき内容に関係する資料もネットで入手。

 帰りにコンビニによって、飲み物を仕入れて、ホテルに戻ると深夜1時前。

 某日(二日目)

 6時起床。大急ぎでシャワーを浴びて、眼を覚まして、
テレビのニュースをちらりとチェックして、フロントへ。
チェックアウトして、予約してあったタクシー[E:rvcar]で
放送局へ。タクシーの中で地元紙をチェック。

 静岡放送ラジオ「とれたてラジオ」

 簡単な打ち合わせをして、7時から生放送。パーソナリ
ティーの澤木久雄さんが、うまくリードしてくださるので、
今回も楽しい雰囲気でやれました。
 今回の話題は、大学生の就職状況。うちのゼミ生のS君がネットで聞いていてくれたので、どうだったと聞くと、「研究室で、いつも聞かされている話と同じでしたよ」と笑われる。

 8時に出演する部分が終る。終ると同時にスタジオを出て、タクシーに乗り、静岡駅へ。

 ほとんど時間がなく、新幹線ホームへ。急におなかが空いていることに気が付き、大急ぎで駅の売店の駅弁を買う。それが、この写真。結構、豪華な朝食。

 もたもた食べていると、すぐに名古屋着。そこから、今度は名古屋市西区社会教育センターに向かう。9時半に着。実は、当日使用する資料が未完成だったので、ネットを借りてデータを取り込み完成させる。
 
 10時から12時まで、講座。私の祖父母に当るような年齢の方にお話しするのは、申し訳ないような。話を聞いてくださって、逆に「それはね、昔、この辺りで」と教えてくださったりする。海外にも、色々でかけておられるし、「最近、ネットで半七捕り物帖読むんですよ」と話すと、即座に「あらまあ、随分古臭いものを読んでるのね」とやられる。

 12時半に浅間町のTで、昼食 ほっとするひととき。つかの間の休憩・・・[E:smile]

 その後、[E:train]を乗り継いで、大学へ。研究室に
行き、ゼミ。前日、やり残した仕事を片付けるけれど、
次々に学生がやってくるので、結局片付かない。

 そうこうしていると6時半。院生の車に乗って、
2年生のS君と一緒に、大府市へ。
 さすがに電池が切れてきて、途中から意識を失う。
「着きましたよ[E:sign01]せんせー[E:sign01]」と言う声で目覚める。

 共和の商店街の会合に学生と一緒に出る。先にお寿司屋
さんで、お寿司セットをいただく。大変、美味しい。ふと
見ると、S君が、最後に残したまぐろの握りを大切そうに
食べている。一人っ子の特徴[E:restaurant]

 8時頃に出番が廻ってきて、会合でこれからの事業につ
いて打ち合わせ。別の部屋からは、夏祭りの太鼓の練習す
る音が聞こえて、季節を感じさせる

 意見の交換などして、10時に終了。

 「ちょっと行きませんか[E:bottle]」と誘われるが、さすがに
行ったら前後不覚になりそうで、丁重にお断りし、院生の
O君を人質に置いて退散。(ごめんね[E:bearing]O君)
明日も、蒲郡まで出かけなきゃならんのだよね。

 本当は原稿を一本、今日中に送る必要があったのだが、
もう限界・・・・[E:sad]

 いつもいつも、こんなことやっているわけではないですけど、だいたい月に一二度、こんなことがあるかなあ[E:sweat01]
 
 
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 早いもので、いよいよ3年生の就職活動が始まります。
ずらりと並んだ中村ゼミの新商品(笑)企業の人事・採用御担当者のみなさま、なかなかいいのが揃っております。なにとぞ、よろしくお願いします

 でもねえ、3年生のこの時期から、本格化する就職活動って、どうなんでしょうねえ。ちょっと複雑です。大学生の3年生の後半というと、一番、楽しく、そして充実すべき時期なのですが、年々、採用時期が前倒しされてしまい、4年生の春には、ほとんど決まってしまうような状況[E:shock]

 そういうわけで、今日は就職活動に向けての服装のチェックがあるので、全員、リクルート姿・・・のはずなのですが、細かく見ていくとまだまだお子ちゃまチック[E:coldsweats02]

 一応、サラリーマン生活もしてきましたので、ネクタイの
選び方、結び方、ワイシャツの選び方、靴下や靴のルールなんていうのを簡単にレクチャーしちゃいました。でもまあ、今の時点では及第点かな。
 数年前に同じようなことがあった時は、紺色のワイシャツに、縦じまのスーツという風俗街のポン引きかというゼミ生が続出したことがあったのですが、今年はなかなかかわいいです。ちょっと七五三ちっくですけど。

 こうしてみるとスーツを着るだけで、顔つきもしまっていて、いい感じです。

 さあて、これから長い長い就職活動が始まります。みんな、がんばっていきまっしょい

 
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[E:mail]
 アメリカ郵政公社(United States Postal Service)の調査が、US Todayに載っていた。 

 それによると、Snail Mail(蝸牛手紙=封筒に入れて、切ってを貼って出す手紙)について、アメリカ人は

 「Eメールよりも、より個人的だ」67%
 「受け取るのが、ホントにうれしいね」56%
 「開けてもらうのが楽しみだね」55%

 と思っているそうだ。

[E:memo]
 手紙は、書いて、それを折って、封筒に入れて、
封をして、切手を貼って、それをポストに持っていく。
 その作業の途中で、なんども考え直したり、思い
直したりする機会がある。

 メールはそれがないだけに、直接的で、刹那的な
部分がある。

[E:mail]
 Eメールよりも、手書きの手紙の方が受け取るのも
出すのも楽しいけれど、そうした時間がなかなか見つ
からない。そういった悩みも、実際にあるだろう。

[E:memo]
 合理的で、迅速なものを望む気持ちが、人類の進歩
を支えてきた。しかし、その一方で、より人間的で、
ゆったりしたものも、また、手放したくないと思うの
も人類の思いではないだろうか。
 それにしても、Snail Mail と名付けるセンスが
アメリカらしいユーモアだ。

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